カー・セーブふくい

環境にやさしい公共交通機関、自転車を利用しましょう。

クルマに頼り過ぎない社会づくり
クルマに頼り過ぎない社会づくりを進めます

 福井県は全国トップのクルマ依存社会ですが、過度なクルマ依存は地球温暖化の進行や公共交通機関の衰退につながるなど、大きな問題をはらんでいます。
 こうした現状を改善し、公共交通機関等とクルマの適切な使い分けをすることにより、地域にとって大切な公共交通機関を維持していくことを目指し、「クルマに頼り過ぎない社会づくり」を行政、企業、県民が共動して取り組むこととしました。

23年10月には、クルマに頼り過ぎない社会づくり推進県民会議が設立し、アクションプランを策定しました。
アクションプランの計画期間は23年度から26年度です。

施策体系
アクションプランの基本方針
CSRでクルマに頼り過ぎない社会づくり

クルマに頼り過ぎない社会実現のためには、県民一人ひとりの行動が必要です。そのため、県民や企業にも社会的責任として運動に参加してもらいたいという意味をこめ、CSRを県民運動のキーワードとしました。

< 施策体系 >

  • ・不必要な利用を見直し(Cut)
  • ・クルマは皆でつかう(Share)
  • ・新時代にふさわしい社会(Redesign)
アクションプランの概要
自転車利用で短距離のクルマ利用を抑制

■自転車で3キロ運動の推進

○福井バイコロジスト宣言の推進

・県内の自転車ブームを先導する福井バイコロジストを募集

○エリア全体で最適な道路空間の再配分を実施

・地域ぐるみで自転車等の推奨ルートづくり、推奨ルートへの誘導策、交通規制等の安全対策を実施
自転車専用ルート

○乗捨て型レンタサイクルの導入

・ビジネスや観光、買物等での自転車利用を促進
Cut
公共交通の利用機会の拡大

■公共交通の利便性向上

○公共交通機関のネットワーク化

・幹線バス路線の高頻度運行、乗りやすい運賃水準の実現、乗継拠点の整備 により基幹路線とフィーダー路線をネットワーク化

○利用者目線の情報提供の改善

・マイ時刻表や路線案内の工夫等により、利用者に分かりやすい情報提供を実施

○行政職員の率先利用

・通勤や公務での率先した公共交通利用を徹底、公共交通利用を前提とした会議やイベントの時間、場所を設定

■カー・セーブ運動の拡大

○カー・セーブ推進月間の実施

・強化月間の設定と集中的な広報活動の展開

○PRや支援強化による企業の取組みを強化

・電車内や駅等での参加企業のPR掲載、社員のカー・セーブ運動参加を支援する企業を拡大

○参加者への特典サービス等を実施

・協賛店舗による割引サービス等を実施
Cut
共同利用で一人一台のクルマ利用を抑制

■新たな相乗りシステムの導入

○カーシェアリングの導入

・安易なクルマ利用を抑制するためカーシェアリングを導入、福井型カーシェア事業モデルを検証し全県への普及を推進

○企業の相乗り通勤の推進

・社有車相乗り通勤、共同送迎等の導入を推進

○集落輸送システムの推進

・自治会等による輸送活動を中山間地域等へ導入
クルマ イメージ1

■共同購買の推進

○移動販売の拡大実施

・取扱品目等の拡大により、利便性を向上
クルマ イメージ2 Share
クルマ依存の生活スタイルを見直し

■クルマ依存の県民意識の改革

○カー・セーブ・モデルタウンの導入

・“スマートなクルマの使い方”を実証地域で実践、大学等と連携した講習会等を開催

○まちのリデザインの推進

・県都市計画区域マスタープランを改訂(コンパクトシティの推進と広報強化)

○生活スタイルの見直し

・都会並みの「歩く」習慣の普及により健康ライフを推進

■スポーツバイクの利用推進

○スポーツバイクの利用環境を充実

・スポーツバイク等の多様なレンタサイクルを導入、サイクリングロードの周遊ネットワーク化を推進、ポータルサイトを開設

○スポーツバイクの観光利用を推進

・全国ブランドのサイクリングイベントを開催、自転車観光を推進
Redesign

クルマに頼り過ぎない社会づくり推進県民会議